ビジネスマッチングとM&Aの違いとは?M&Aマッチングサービスって?
ビジネスの在り方が大きく変化している昨今。ビジネスマッチングやM&Aという言葉を見聞きしたことがある人も、多いのではないでしょうか。双方は一見同じように見えますが、全く別物です。本記事では、ビジネスマッチングとM&Aの違いについて解説していきます。双方の違いをしっかりと理解し、企業の事業拡大や成長につなげていきましょう。
ビジネスマッチングとは
ビジネスマッチングとは、自社には存在しないノウハウやスキルを持った企業同士が、自社の成長のために情報交換をしたり、ビジネスパートナーとしてタッグを組んだりすることを指します。ビジネスマッチングの目的としては、新規事業の拡大、人材採用、アウトソーシング、新規顧客獲得などが挙げられます。
ビジネスマッチングのメリット
ビジネスマッチングのメリットは、自社にはないノウハウやスキルを共有し、双方がwin-winの関係でお互いに成長できるところです。その結果、取引の増加や効率化、競合他社との差別化、ノウハウやスキルの確保、他者ブランドの活用など、さまざまな面でメリットが拡大していきます。
ビジネスマッチングのデメリット
ビジネスマッチングのデメリットは、時間と手間がかかることです。長期でお付き合いしていくパートナーになるため、一度の商談で決定するものではありません。お互いの情報を交換、調査し、リスクも理解したうえで慎重に進める必要があります。また、双方が納得する形で初めてマッチング成立となるため、自社だけではなく、相手側の意向も重要になります。ビジネスマッチング専用のアプリもあるため、少しでも多くの企業や人材と交流をしたい場合は、マッチングアプリを利用するのも良いでしょう。
M&Aとは
M&Aとは「Mergers(合併)&Acquisitions(買収)」のことを指します。2つの会社が合併し統合されたり、会社が会社を買収したり、また会社同士の「提携」を意味することもあります。かつては会社の吸収合併といえば、大企業が小さな企業を買収し、乗っ取るような良いイメージではないことが多かったものの、近年では一つの企業の成長戦略の目的が強くなってきました。では、M&Aにはどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。
M&Aのメリット
M&Aでのメリットは売り手企業と買い手企業とで異なるため、それぞれ紹介していきます。まず、売り手企業のメリットは、後継者不足などの事業継承問題の解消、従業員雇用や事業の安定、買い手企業のブランドを活用、経営者の個人保証解消です。
そして買い手企業のメリットは、人材確保、ノウハウやスキルの向上、事業・売り上げの拡大などが挙げられます。前述したメリット以外にも、近年ではマイナスイメージよりもクリーンなイメージの方が強く、M&Aによって事業拡大し、双方にとってメリットのある取り組みが増えてきています。
M&Aのデメリット
デメリットにおいても、売り手企業と買い手企業では異なります。まずは売り手企業のデメリットとして、買い手が見つからない、希望の条件で売却できない、顧客・取引先・株主・従業員が反対する可能性、経営の権限が買い手企業に移る、などが挙げられます。
次に買い手企業のデメリットは、従業員のチームワークが乱れる可能性、リスクとコストが大きい、顧客・取引先・株主・従業員が反対する可能性などです。双方がwin-winの関係で、お互いにとってメリットのあるM&Aですが、デメリットも理解したうえで、自社にとって本当に最適な方法なのかを見極めましょう。
ビジネスマッチングとM&Aの違い
一見、ビジネスマッチングとM&Aは同じように思えますが、その中身を知ると大きな違いがあることがわかります。ビジネスマッチングをした場合は、会社としての形はそのままに、外部のノウハウやスキルを自社に取り入れたり、お互いが抱える課題や求めることを補い合ったりする関係になります。
それに対してM&Aは、双方の会社にとって大きな変化をもたらし、コストやリスクがかかってくるのも事実です。とくに売り手企業の変化は大きく、単に会社同士がタッグを組むわけではなく、それまで自社が管理していたものを買い手企業が管理し、経営を委ねる形となります。
ビジネスマッチングは、あくまで会社同士のお付き合い・ビジネスパートナーですが、M&Aは運命共同体として一緒に会社の未来を作っていきます。
M&Aマッチングサービスというものもある
前述したM&Aのデメリットのなかに、売り手企業・買い手企業が見つからないという課題がありました。双方とも需要があるにも関わらず、上手く結びつかないケースもあります。そんな課題を解決してくれるのが、M&Aマッチングサービスです。M&Aマッチングサービスとは、インターネット上でM&Aの相手企業を探せるサービスで、双方の条件や希望に合わせてマッチする企業同士を引き合わせてくれます。
一般的には、会社概要や売却条件・買取企業に求めることなどの情報を登録し、そのなかから条件に合う企業を探してマッチングしていきます。他にも、担当者が付いてM&Aのアドバイスをしてくれるマッチングサービスがあるため、料金やサービス内容を見比べながら、M&Aマッチングサービスの利用を視野に入れても良いでしょう。
企業同士がwin-winの関係で共に成長していけるM&A。成功すれば双方の企業にとって大きなメリットをもたらしますが、コストやリスクが大きいのも事実です。また、M&Aとビジネスマッチングは似て非なるものなので、違いを理解したうえで、企業としてどのような取り組みをするのかを判断しましょう。
-
引用元:https://wizbiz.me/bizon/20万社の経営者と繋がるビジネスマッチングアプリ
-
豊富な実績と経験(立ち上げ3年で40万組以上をマッチング)
-
高いマッチング率(毎日5人の経営者を紹介)
-
信頼あるネットワーク(登録時はスタッフの目で丁寧に審査)
-